父の書斎を片付けて仕事の記録を残した体験

ダイアリー

父の書斎には、長年使っていた机と本棚がありました。家族が部屋に入ることはあまりなく、父が亡くなってからも、しばらくはそのままの状態でした。ある日、必要な書類を探すために引き出しを開けたところ、古い手帳や仕事に関する資料が大量に残っていることに気づきました。

手帳には予定だけでなく、仕事のメモや電話をかける相手の名前、思いついたことなどが細かく書かれていました。内容をすべて理解できるわけではありませんでしたが、父が毎日どのように仕事をしていたのかを想像することができます。

本棚には専門書や雑誌が並び、背表紙を見るだけでも長い年月が感じられました。古い本の間から、父が若い頃に撮った写真や、会社の行事で配られた記念品なども出てきました。仕事に関する物だけだと思っていた場所から、家族の知らない思い出が見つかったのです。

整理を始める前は、不要な書類をまとめて処分すればよいと考えていました。しかし、契約や手続きに関係する可能性のある書類も混ざっており、内容を確認せずに捨てるのは不安でした。家族で必要な物を確認し、判断できない物は別の封筒に入れて保管しました。

また、本の中には父が何度も読み返していた物がありました。すべてを残すことはできませんが、父が使っていた机と一緒に、特に思い入れのある本を数冊残すことにしました。残す物を決めるまでに時間はかかりましたが、急いで処分しなくてよかったと思います。

書斎以外の場所にも荷物が残っていたため、全体の整理方法を考える必要が出てきました。家族で話し合っているとき、知人から丸亀市で遺品整理の事ならリアライフ香川へという案内を聞きました。書類や思い出の品を先に確保し、家具や大量の生活用品など、負担の大きい部分について相談することにしました。

書斎の整理では、物の処分よりも確認に時間がかかりました。故人が仕事で使っていた物には、個人情報や重要な記録が含まれている場合もあるため、慎重に扱う必要があります。

片付けを終えた机の上には、父が愛用していた万年筆と手帳を残しました。部屋は以前よりすっきりしましたが、父が座っていた場所を見ると、まだそこにいるような気がします。

遺品整理を通して、家族が知らなかった故人の姿を知ることがあります。物をすべて残す必要はありませんが、処分する前に一度確認し、これからも残したい物を自分たちの基準で選ぶことが大切だと感じました。

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