学会発表でポスターセッションを乗り越えた日

ダイアリー

大学院の修士2年のとき、初めて学会のポスターセッションに参加しました。口頭発表とは違い、自分の研究内容を一枚のポスターにまとめて掲示し、通りかかった参加者に説明するという形式です。先輩から事前に、ポスターの見やすさで足を止めてもらえるかどうかが決まると聞いていたので、デザインにはいつも以上に力を入れました。

指定されたポスターサイズはA0で、縦長のレイアウトが基本でした。研究の背景から方法、結果、考察までを一枚に収めるのは思った以上に難しく、何度もレイアウトを組み直しました。指導教員からのフィードバックを受けながら仕上げたデータを、学会 ポスター印刷の業者にオンラインで入稿したのは発表の3日前です。納期が短くて心配しましたが、翌日には発送の連絡が届き、前日には手元に届きました。

印刷物を広げたとき、文字の大きさと図の鮮明さに安心しました。グラフの色分けが細部まではっきりと再現されていて、遠くからでも読める仕上がりでした。当日は予想以上に多くの研究者が立ち止まってくれて、質問にも丁寧に答えながら自分の研究を説明し続けました。人前で話すことへの苦手意識があったのですが、ポスターがあることで説明の道筋を自然に作れると気づきました。
セッション終了後、他大学の教員から興味深い研究だと声をかけてもらい、後日メールでやりとりが続きました。ポスター一枚が、そういうつながりを生んでくれたことは予想外の収穫でした。論文を書くことと、それを伝わる形にすることは別のスキルだと痛感した経験でした。

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